これまで解説ボランティアデビューに備えて、学習してきた内容の復習を続けてきましたが、いよいよ本番の日がやってまいりました。 本日は午前の部担当ということで10時前に博物館に向かったところ、今日は2人体制と聞いていたのに相棒の方が急遽お休みということで、デビュー戦早々1人で対応することになりました。 10時の開館で数名のお客さんが来場。どう対応すべきか多少緊張して構えていましたが、自分が解説要員であることに気がついているのか、気がついていないのか分かりませんが、特に何もなく1時間が経過。初っ端から質問攻めも困りますが、全くお声がかからないのも困ったものです。段々手持ちぶたさになり、現存天守12城の模型を熱心に眺めているお客さんに思い切って声をかけてみることにしました。 (解)天守は作られた時代によって少しずつ外見が変化しているのですよ。 (客)へぇー。 (解)戦国時代のお城は上部と下部の構造が違っていて、上部に物見櫓を乗せた構造になっていて、江戸時代のお城は五重塔のように下部から上部に向かって段階的に平面が小さくなる構造になっています。 (客)ふぅーん。 (解)(意味分かったかな・・・。)ちなみに前者を望楼型、後者を層塔型と言います。 (客)ぼーろーがた?そーとーがた? (解)そうです。実は姫路城はその二つの中間に位置する形状をしているのですよ。 (客)ほぉー。 とまあこんなやり取りをしていたら、お客さんから福井にある丸岡城に行ってみたいんです、という話を切り出され、丁度先月に自分も出かけた話をして、しばらく丸岡城の話題で盛り上がりました。 その後は、お昼に近づくにつれ、客足が減り、さらに手持ちぶたさが増し、来場者のフリをして改めて展示物をゆっくり眺めることにしました。12時を過ぎてさらに1時間。午前中であったことと特別展のない時期は来場者の方が少ないのは仕方がないのかもしれませんが、初回の感想としては、3時間はちょっと持て余すなあと感じました。 午後はしばらく姫路で時間を潰し、夕方妻と合流。以前にも訪れた「鳥勝おみぞ筋店」で軽く飲んで帰りました。 鱸(すずき)のお刺身です。美味しかった!